◇ せめて、人間らしく
糖尿病治療を初めて4ヶ月。インスリン注射、薬服用による効果もあり、血糖値127(食後2時間)、HbA1c5.8まで下がる。食後血糖値が正常値範囲内になったので、今後、インスリン注射は不要とのこと。これからは、薬の服用のみに。もう、ロンギヌスの槍で身体の暴走を抑える必要がなくなった。ロンギヌスの槍は、第一宇宙速度を突破し、月軌道に移行。毎日のインスリン注射という呪縛から解き放たれたのです。インスリン注射の打ち方レクチャーを受けてから、毎日欠かさずお腹への注射、注射、注射の日々…。消毒、注射針の取り付け、単位の設定・・・、面倒くさがり屋の僕にとって慣れるまでは、ちょっと面倒臭かったというのが本音です。そのルーティンから開放される喜び、インスリン注射のない普通の人と同じ人間らしい生活が送れることと、インスリン注射抜きで血糖値が上がってしまうのではないかという不安に苛まれ、栄養相談を受ける。
管理栄養士さん曰く、短期間でインスリン注射を止められたのは素晴らしいとお褒めの言葉をいただく。が、インスリン注射を止めてからが大変。気の緩みで、つい食べ過ぎたり、もう大丈夫だろうとお酒や甘い物を食べ過ぎて血糖値が上がってしまう人も多いんだとか。甘い物が食べたくなったら、高カカオチョコレートがおすすめとのこと。食べ過ぎは良くないですが、普通のチョコレートより血糖値が上がりにくいんだそうです。これは意外でした。まあ、もとより「私、チョコ食べないので」(ドラマ:ドクターXより引用)
また、今の時期(当時は冬)は、野菜の摂取しやすい鍋が一番良いと助言をいただく。なるほど、食材を切って鍋のもとを入れるだけなら簡単でうまい。一石二鳥だ。早速、いろんな鍋のもとを購入し帰る。ちゃんこ鍋味、鳥しお味、味噌味、塩レモンに白湯風とさまざまな鍋のもとを食べました。どの味も美味しかったのですが、塩レモンだけは…ハッキリ言って不味い。そもそも何故、鍋にレモンなのか。全ての食材の良さを打ち消す塩レモン味に驚愕した1年前の冬。
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